昭和30年代アルプス 槍ヶ岳



今年(2007年)78歳になる父が若い頃、北アルプスに登った写真が、アルバムを整理していたら出てきた。
昭和30年前後と思われるが、父の記憶もおぼつかない。
足は当時、岡山の田舎では登山靴など買おうにもなかったので地下足袋を履き、唯一の登山用具の
ピッケルは村の鍛冶屋に作らせた。

コースは燕岳から槍ヶ岳、そして北穂高岳、さらに涸沢から上高地のルートだったらしい。
1日目は当時、大天井には小屋がなかったので、西岳小屋まで強行したらしい、2日目は槍を越えて
北穂高小屋まで足を伸ばし、3日目に上高地に下山したようだ。

いづれにしても驚くほどの健脚者ばかりのようだ。父が語るには、信じがたいが別の年は、裏銀座コースの
烏帽子岳から槍ヶ岳まで1日で歩いたこともあると言っていたので車ばかり乗っている現代人とは、鍛え方が違うようだ。


槍ヶ岳から肩の小屋


ゲートルに地下足袋


河童橋 観光客もいる

槍ヶ岳から見た穂高


上高地の梓川河畔と思う


2007年作成

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