2007年5月10日〜12日 燕岳(前編) |
最初の計画 10日 燕岳 11日 常念岳 12日 蝶ヶ岳経由上高地 実際 10日 燕岳 11日 燕岳周辺をうろうろ 12日 中房温泉に下山 5月9日夜行急行「きたぐに」で出発。翌10日早朝、糸魚川で大糸線に乗り換えて穂高駅9時7分着。 タクシーで中房温泉へ7000円也、ふところに深刻なダメージを与える。 天気は下り坂の予報だが快晴で列車の車窓から北アルプスの景観が楽しめた。 10時、燕岳に向けて登り始める。第二ベンチを過ぎると雪が現れ出す。第三ベンチから上はずっと雪道になる。 そろそろ合戦小屋という頃から雲が厚くなってくる。にわかに雷が鳴り出す。合戦小屋で様子を見る。 小屋で話を聞くと今シーズンは積雪量は少なかったが4月に気温が低かったので雪が溶けず結果的に 例年以上に雪が残っているそうだ。天候と相まって少々不安になる。 30分もしたら雷はやんだがこんどは雪が降り出す。後着したガイドと女性登山者の後について見通しの利かない 尾根上の冬道をたどる。標高が上がるにつれて吹雪になる。湿った雪にずぶぬれになって燕山荘に到着。 吹雪の中やっとテントを張る。一晩中吹き飛ぶような風がうなりを上げる。積雪でテントが埋まってくるが 外に出られるような状態ではない。なんとか夜が明けてほっとした。 |
||
![]() 中房温泉登山口 立派な建物は立ち寄り温泉 |
![]() 合戦小屋 すでに営業していた |
|
![]() 着いた頃吹雪は小康状態だった すばやくテントを張った |
![]() テントの中 雪が両側から積って狭くなっている |
|
![]() テントの下の方は新雪に埋もれている |
![]() 天気は回復したが強風が午前中吹き荒れた |
|
GWにテン場を掘り下げてあったので一番風があたらそうな所を選んで張ったがそれでもフレームが曲がった。 朝はかなり冷え込んでうっかり靴を凍らせて外に出るのに苦労した。 日が上がってくるにつれ視界が出てくるが予想外に降っている。特に縦走路は雪に覆われて完全に冬だ。 小屋でルートを確認するもGW期間中も縦走した人はあまりいないそうだ。小屋でもルートの確認はしていない ようだ。縦走は諦めて一日写真を撮ることにした。 |
||
![]() 燕岳 後方の雲の下が立山 ![]() 大天井岳 頂上の左肩に小屋が望める ![]() 槍ヶ岳 ![]() 蛙(げえろ)岩 無雪期は岩の右を巻く |
||
![]() 岩の隙間をくぐり抜ける ペンキで表示している |
![]() この空間を通る 大きなザックは困難 |
|
縦走路を空身で大天井岳の方へ、蛙岩の先の大下りノ頭まで行って引き返した。 テントに戻って雪がきれいなうちに水を作った。そして強風に備えて手前の壁を高くした。 午後から北燕岳まで足を伸ばした。 |
||
![]() 手前の稜線は烏帽子岳、南沢岳、不動岳、船窪岳の稜線 後に高いのは立山、剱岳 |
||
![]() 柱のロープはこまくさの保護用 |
![]() イルカ岩 |
|
![]() 燕岳からの北燕岳 左は83年の写真、三角点の基盤が24年でこれだけすり減っている |
||
![]() |
![]() |
|
↓常念 ↓大天井↓前穂↓奥穂高 ↓槍ヶ岳 ![]() |
||
![]() 北燕岳の登り ![]() 小屋の玄関 梁に補強を入れている 売店はコンビニ並みに充実 |
![]() 餓鬼岳 ![]() 受付の女性 笑顔が印象的 夏に再会の約束をしたが果せるか? |