2004年5月26日天狗塚〜三嶺


久保から登って天狗塚から三嶺そして管生に下山するコースに行ってきた。
いやしの温泉に自転車をデポする。ついでに三嶺からの下山ルートを確認するが
どこにも標識がない。尋ねようにも登校中のただ一人の小学生以外人影がない。
下りてくるのだから何とかなると思い久保に移動する。

久保で天狗塚への道に入ってしばらく進むと水力発電のサイホン管がある。
その先に5−6台駐車できる所がある。自転車で戻る以上西山林道に止められない。
すぐ先の分岐に右を向いて天狗塚とあるが西山林道への案内だ。左に折れて橋を
渡るとすぐに天狗塚の標識がある。そこから山道に取り付く。


登山口

畑跡を過ぎてしばらく行くと、集落跡がある。窓にサッシが使われているから
廃村になったのは遠い過去ではないだろう。


廃屋 自然に帰ろうとしている

この道を利用する人は少ないと思っていたら案外よく踏まれていた。
一時間で西山林道の登山口に出る。二台止まっている。さらに上がるにつれ
第三西山谷側は伐採され広い作業道がつくられている。1476mのコブから
登り返して一汗かいたあたりで牛の背が見えてくる。道が笹原になってしばらくで躄(いざり)峠
西山分岐に一時間30分で着く。地図は天狗峠に改められたが指導標などはまだ混在している。
差別語とはいえ歴史的地名まで改める必要があるのか疑問に思う。


1476mのコブまで来ている作業道


天狗塚

先は長いので天狗塚は眺めるだけで割愛して西熊山を目標に先を急ぐ。このあたりは
刈り払いされて以前より歩きやすい。西熊山でお昼になった。


西熊山、三嶺遠くに剣と次郎笈


お亀岩避難小屋


三嶺を望む

ミヤマクマザサに覆われた縦走路、点在するコメツツジの群落、ふすべ谷とかんかけ谷
を覆い尽くす自然林、見事さに言葉を失う。この山域の魅力は尽きない。


原生林

三嶺に近づくと平日なのに大勢頂上にいる。学校の団体のようだ。西の肩で時間をつぶす。
静かになってから頂上に上がる。躄峠から二時間30分で到着。管生まで遠いので
急ぐつもりが30分も長居をしてしまった。


三嶺避難小屋

小屋横を通って管生への下山路へはいる。テープ・標識もあり道もまずまずである。
盆栽岩を過ぎると間伐・枝打ちをしたばかりの杉林を通る。一時間ほどで営林署の小屋跡に出る。
屋根が抜けて荒れ放題で利用は無理だ。


造林小屋跡

さらに進むとモノレールの線路に出る。三線もあるりっぱなものだ。このあと二回線路を
アンダーパスした。モノレールから離れると菅生の集落まですぐだ。


ジェットコースターに見える


ふたりしずか 名前の通り可憐な花だ

集落までわずかのところでふたりしずかを見つける。集落にはいると耕作放棄された田畑が
多いが田植えの真っ最中の田もある。あぜ道を通って行くといやしの温泉の駐車場に出る。
小屋跡から一時間で到着。登山口の標識は見あたらないが写真の稲はせの脇のあぜ道を
行けば登山道となる。


稲はぜは2005年には倒れていた

温泉を楽しみにしていたら水曜日は定休日でした。がっくり。岩戸温泉にでも入ることにして
自転車で久保を目指す。よさく国道は道が狭いので車が飛ばしてこないのでカーブさえ
気を付ければ自転車で走るのは快適だ。次は見の越からダウンヒルだ。


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