2003年6月3日大山 地獄谷 |
川床5:30−大休峠7:15−地獄谷8:15−大休滝9:00−地獄滝9:30−烏滝10:20−駒鳥小屋11:10 −振子山、振子沢分岐12:20−ユートピア小屋12:30(発)13:10−元谷14:00−川床15:00 台風一過の6月3日、大山の渓めぐりを計画。地獄谷、振子沢、阿弥陀川を一日で回って滝と花を堪能するというので ある。川床を5時30分出発、大休峠までは遊歩道を花を探しながらのんびり行く。ぎんりょうそう、ゆきざさ、 まいづるそう、こばのがまずみ、さんかよう、たにうつぎ、たにぎきょう花が尽きないが今日は長丁場なので先を急ぐ。 |
||
![]() まいづるそう ![]() こばのがまずみ ![]() ほうちゃくそう ![]() さんかよう |
||
大休峠を一向平方面に進む。大体一時間で地獄谷の分岐につく。10分ほど下降して6号堰堤に降り立つ。 ここから地獄谷だ。水量がかなりあるが右に左にひらりひらりと飛び移る。次々と堰堤が現れる。 |
||
![]() |
![]() |
|
手前が壊れた二段になった堰堤はなんなく越えるが次の堰堤は手前に高巻きのロープがある。 しかし堰堤に、はしごが掛かっているのではしごを越える。越えたところの右岸の高巻きに取り付く。 すぐに高巻きは終わるが降り口は垂直の崖になっている。ストックを下に落としておいてぼろぼろのロープを掴むが かなりあやしい。次の堰堤の下で左岸側へ渡らなければならない。かなり深い、慎重にストックをついて水にはいるが 転ばないように必死で渡る。腰までつかったが緊張のせいか冷たいとは思わない。最初の6号からいくつか堰堤を 越えるが旧字体で七号堰堤とある堰堤が最後だ。 |
||
![]() |
||
しばらく行くと岩に大休滝とペンキがある。よく見ると左岸側の奥に滝が見える。 側まで行こうとしたが水量が多くあきらめる。 |
||
![]() 大休滝 |
||
まだまだ先が長い。地獄谷の三分の一程度であろう。すぐに次の難関が現れる。 スノーブリッジだ。谷をいっぱいに埋めている。とても上は歩けない。ルートを探して高巻く。 |
||
![]() スノーブリッジ |
||
この先で下降する登山者に出会う。彼の靴を見ると濡らしていない。少し楽になるかと思ったが水量が 減った程度でまだ二つ、スノーブリッジが隠れていた。さらに進むと地獄滝に出る。 |
||
![]() |
![]() 地獄滝 |
|
谷は左に大きくを回り込むと烏滝にでる。さらに幾度か膝までの徒渉と高巻きを繰り返すと谷は広くなる。 右岸の樹間に駒鳥小屋が見える。よく気をつけないと見落とす。6号堰堤から3時間かかった。 |
||
駒鳥小屋 |
||
休みを入れようかと思ったが振子沢のルートも気になるので先に進む。所々、赤テープがあるので ほっとする。地獄谷ではほとんど無かった。振子沢の下部は新緑でいっぱいだったが、登るに従い緑が 無くなる。ほどなく雪渓が現れる。かなり急でアイゼンがないのでキックステップで登るが度々スリップする。 |
||
![]() 振子沢 |
||
雪渓の上は落石がいっぱいだ。早く抜けようとあせるがスリップしてなかなか進めない。それでも振子山 との分岐にある指導標に1時間でたどりついた。ユートピア小屋は目と鼻の先だ。小屋までくると登山者 が何人か休憩している。やっと大休止する。へとへとなので阿弥陀滝はあきらめることにする。 靴下をかえたのでもう靴は濡らしたくないのが本音だ。砂すべりを元谷に下山する。ザッーザッーと気持ち いい。川床の駐車場に帰り着いたらちょうど3時だった。 |
||
![]() 砂すべり |