2003年5月9日落合峠、矢筈山、黒笠山


落合峠7:50−サガリハゲ分岐8:50−矢筈山9:30−黒笠山10:55−矢筈山12:30(発)12:50
−落合峠14:00

4月末、石堂から矢筈を登ったときに黒笠のピラミダルな姿を見て、ぜひ登ってみたいと思っていたが
ガイドブックは例外なく矢筈からはヤブが深く、岩場の通過もあり相当の困難があるとの記述。
さらに黄色いテントのバックナンバーを見てもこのルートは見あたらない。自分の実力ではとうてい
無理だとあきらめかけていたところ猫の手さんがこのコースを通っている。グットタイミング
何とか行けそうだ。


天狗塚、牛の背


落合峠

5月9日7時50分快晴、落合峠駐車場を出発。朝の冷え込みで峠付近は霜柱が立っている。
朝露のおりた笹をかき分けて進むのでずぶ濡れだ。天狗塚が深い谷を隔ててそびえ立つ、少々
冷たくてもなんてことはない。こんな登山日和はめったとない、心がおどる。


落合峠を望む

1時間でサガリハゲ分岐を分ける。しばらく行くと矢筈岩にでる。岩を巻いて進む。
分岐から40分で矢筈山に到着。


矢筈岩


黒笠への稜線

360度の眺望を楽しむのもそこそこに出発。二つピークを越えた先にすっくとそびえ立つ阿波の
マッターホルンを目指す。刈り払いされているが踏み跡は浅い。やはりこのルートはあまり歩かれて
いないようだ。膳棚と呼ばれる岩場は行きは北側を巻いたが踏み跡がなくルート取りに困った。
帰りは稜線通しに行ったが石楠花の枝がうるさい程度でこちらのほうが快適だ。

モミのめだつ稜線を赤テープに導かれて進む。霧谷の深い谷を隔てて三嶺から天狗塚がすばらしい。


黒笠山遠くに剣山と次郎笈


霧谷から三嶺



1750メートル峰から急降下して登り返す。ルンゼ状の急登を登り切ると白井からの道に合流する。
岩場に鎖が下がっているところもあるが一登りで頂上に達する。矢筈山から1時間30分かかった。
小島峠からの尾根の向こうに剣山と次郎笈が双耳峰のように見える。


黒笠山


小島峠と剣

帰りは矢筈山が高く見えるが行きとほぼ同タイムで戻る。ルートは刈り払いされて迷うような所はない。
もう少し縦走する登山者が増えればよい道になるだろう。今日は一人の登山者にも会わなかった。


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