2001年8月23日笹ヶ峰 |
台風一過の8月23日笹ヶ峰に挑戦する。下津池で国道と別れて林道へ入る。つり橋の所へ落石が どうのこうのと看板がある。すぐ先のヘアピンカーブにマイクロバスほどの岩がころがっている。 状況からみて昨日、今日の落石ではない。不安を覚えながら車を進める。 |
岩の大きさにビビる |
それでも吉居の集落の分岐までは入る。 あまり人の気配はしない |
その先は土石流が道いっぱいに広がっている。ここからなら登山口まで4キロはないだろう。 少し下に車を止めて出発する。 |
土石流にますます不安になるがせっかく来たのに帰るのはもったいないと思い登る。 土石流をこえれば舗装道の部分は傷んだところはない。林道を二ヶ所ショートカットして進む。 舗装が終わり未舗装区間へはいれば台風の爪あとが見られる。 道が完全に沢になった箇所もある。あと少しで登山口という箇所で道が大きく崩落している。 慎重に木の枝につかまり通過する。もう一箇所道が半分崩落した所もある。 |
ここばかりはやめて帰ろうかと思った |
駐車箇所から1時間10分で駐車場に着く。標識のある登山口は少し先だがここからでも登れる。 宿の下で合流するのでこちらから登る。 登山道は少しは傷んだところがあると思っていたがなんともない。宿まで50分さらに丸山荘まで20分かかる。 丸山荘は厳重に戸締りされている。雨戸が2、3箇所はずれているが被害はないようだ。 |
丸山荘 |
今日はカップを持ってきているのでコーヒーを沸かす。空気が澄み、涼しい。空気が入れ替わったようだ。 |
笹ヶ峰の北斜面 |
30分休憩して山頂に向かう。樹林帯を抜けて笹の斜面に出れば視界が一気に広がる。 |
頂上 |
周りには誰もいない。この景色を独り占めにしている。こんなぜいたくがあるだろうか、山をやっててほんとによかった。 フウロが咲き乱れる頂上に50分で着く。チチ山に行こう、冠山にも足を延ばそうとおもっていたが 静かな山頂に腰をおろしているうちにすっかりその気がなくなった。これからはガツガツ登るのはよそう。 もっとゆったり山を楽しもう。そんな気分にさせられる笹ヶ峰でした。 |
ちち山 ふうろ |
車の所まで下りたら土石流がかたずけられている。2トンダンプが後輪を溝に落としている。 作業員が待ちかねたように引っ張ってくれと言ってくる。やなこったと言いたいところだが 彼らが林道の整備をしてくれるおかげで山に登れると思えばむげに断れない。 ワイヤーを掛けてなんなく引っ張り出す。例のでっかい落石も近いうちにかたずけるそうだ。 |