2001年10月19日ちち山、笹ヶ峰、寒風山


10月19日秋たけなわ、紅葉をたずねて笹ヶ峰へ
下津池から往復ではものたりない。桑瀬峠から登ろうかと思ったが
来た道を帰るのもおもしろくない。一の谷から上がって桑瀬峠に下りればおもしろそうだ。


一の谷付近

ただ一の谷の車の所までどうやって戻るか、ヒッチハイクするか
しかし平日だけにあてにならない。そこで自転車を使うことにする。
峠から一の谷まで下りだから理想的だ。
旧寒風山トンネルの下山口に自転車をデポする。
二組の登山者が準備している。自転車をなにごとかと見ている。
ただちに一の谷の登山口に移動して9時15分登山開始。

上り始めてすぐに地図にない舗装された林道に出る。
なおも植林帯をしばらく登るとまた地図にない、こんどは荒れ気味の林道に出る。
この林道を右に進めばすぐに左に登山道が分かれる。

道は広く傾斜もゆるくて歩きやすい。30分ほど進んだ所へバイクが放置してある。
しばらく進むとまた1台、また1台と3台数えた。山仕事で使っていたが林道が出来て
お役御免となったのだろう。ただ山仕事でこの道を使わなくなったせいか
所々にある丸木橋がたいぶ傷んでいる。いつまで持つかあやしいのもある。


あやしい橋

沢筋から尾根にうつるとぶなや栂の林となり、樹幹越しに笹におおわれた稜線も見えてくる。
やっとぶなが黄色くなりかけたところで少し紅葉は早かったようだ。



11時45分やっと稜線にたどりつく。
抜けんばかりの青い空、山は秋たけなわだ。


冠山から平家平


新居浜

とりあえず眺望を楽しんだ後ちち山に向かう。ちち山の南斜面に小さな標識がある。
笹ですべって大変登りにくい。やっとの思いで頂上にたどりつく。真新しいステンレス製のほこらがある。


ちち山

笹ヶ峰の山頂に登山者の姿が見えるがこちらへ足をのばす人はいないようだ。


笹ヶ峰


ちち山

なんども転倒して縦走路に戻る。少し雲が湧いてきた。笹ヶ峰着13時30分。
すでに下山したのか誰もいない。今日も結局、誰にも会わないと思っていたら桑瀬峠から1人来た。
松山の人で色々教わる。筒上と手箱を薦められる。


雲海

14時すぎ一緒に下山を開始するがとてもついていけない。
なにせ登山口から2時間で笹ヶ峰に来たというから並の健脚ではない。
自分自身そう遅いほうではないと思っていたがあっという間に見えなくなる。まさに天狗そのものだ。

途中、振りかえり振りかえり笹ヶ峰を眺める。どっしりとした重量感となにより気品が感じられる。
ほんとうにいい山だ。この山が中国山地にあったとしたら間違いなく100名山にえらばれたに違いない。


笹ヶ峰とちち山

16時5分やっと旧寒風山トンネルの駐車場にたどりつく。もう誰もいない。
自転車で下りのヘヤピンカーブに挑む。日が陰って手が冷たい。
20分で一の谷に到着。歩けば2時間以上掛かるだろう。結局1台の車にも合わなかった。


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